ここでは、日本のフラワーアレンジメント、つまり生け花を紹介します。生け花は「華道」において作られる作品を指します。まさに、これが日本のフラワーアレンジメントと言ってよいでしょう。「華道」というだけあり、色々な流派があり、そして流派ごとに様式や技法が異なります。その中で花を含めた空間を作り出すのが、生け花なのです。
フラワーアレンジメントとの違い
生け花では、「剣山」と呼ばれる、多数の針が飛び出た用具にお花を立てていきます。フラワーアレンジメントの場合、吸水性スポンジと呼ばれるものを使います。フラワーアレンジメントにおいて重要なのは華やかさであったり、花の美しさそのものであったりします。一方、生け花では、前述の通り、空間を含めた構成から生まれる芸術性が大きな意味を持っています。